短編小説 「 北街 」

※ 此処へは、、大体500字〜1600字ぐらいの短編小説を載せていきます。。
短編小説「北街」

第 七 作 (2011.2.4)

昔、仲の良い夫婦がいた


結婚して二年ほどして子供が生まれた。
お祝いに来た友人の男が、夫のほうに「どっちだい」と聞いた。夫は、「女」と答えた。

また次の年、二人目が生まれた。その時もその友人の男がお祝いに来て尋ねた「どっちだい」。
夫は、「娘」と答えた。

そして、また次の年三人目が生まれたが、その時も、その友人の男がお祝いに来て訊ねた「どっちだい」。
夫は、「姫」と答えた。

それから、二年ほどして又、妻が身重になり、ちょうど出産という時、偶然友人の男が訪ねて来て、また訊ねた?
「こんどは、どっちだい」。

すると、産婆が答えた。「逆子で出てきたので、(すぐに分かったから)お戻りと言ったとこさ」
でも後に、その四女は、その国の「媛」となり万民に慕われたとさ。


第 六 作 (2010.9.29)

「 穴 」

某県立高校の三年生だけは、未だ木造校舎に入っていた。
二年、一年は新しく出来た鉄筋コンクリートの校舎に入っていた。

全校生徒が、鉄筋コンクリートの校舎に入れるのは未だ二年先だった。
だから三年生の教室は古くて、痛んでいる箇所もかなりあったが、、B組の教室だけは綺麗であった。

ただ、教室の後ろ中央にA5ほどの紙が何時も貼ってあり、その紙に「破るべからず」と赤エンピツで書かれていた。

そのB組の生徒は、誰もが決してその紙を破らなかった。
ある日、、
その紙のすぐ上に、10cm角の紙が押しピンで貼り付けられた。
その紙には、「決して破るな」と赤エンピツで書かれていた。

それから二日後に、期末考査が始まった。
その期末考査が始まる・・その朝、、更にもう一枚の10cm角の紙が追加された。
その紙にも、、「決して破るな」と赤エンピツで書かれていた。

そして、、今回は「 折り紙 」が使われていて、とても目立つようになった。

試験の監督には、若い男の先生が来た。3B組に来るのは初めての先生だった。
その先生は、後ろの「紙」に気をとられ何かしら教室の後ろばかりを見つめていた、
・・・が・・・
20分も経過した頃、教壇の椅子から立ち上がり、教室の後ろへ行った。
しきりに、壁に貼ってある紙を眺めていが、、何を思ったか、その紙に鉛筆で穴を開けた。

その穴から中を覗いていたが、意を決したようにその穴を破いて広げてしまった。
紙で隠されていた部分は小さな棚になっていて綺麗に折り紙が貼られ、その中央へ小さな雛人形が飾られていた。

そして、、その雛人形の横に、
「この紙を破った人は、必ず、元に戻して!」と書かれていた。

試験を監督に来た先生は、監督どころではなくなった。

自分が注意書きを無視して紙を破いたのだから・・「隠し雛壇」を紙で覆い復元しないと、、
破いた手前、引っ込みがつかなくなった。。
破るのは簡単だったけど、貼り直しには手こずった・・
隠し雛壇の口幅はA5の紙を貼りつける「のり代」が5mm程しかない様に作られていた。

教室の後ろの壁に向かっての真剣作業になってしまった。。

先生が隠し雛壇の覆い紙を張っている間に、生徒たちは、、堂々とカンニングをやった。
三年B組に代々伝わる、カンニングの仕掛けの伝統に、、若い先生は引っかかったのだ。。

そして、生徒達は・・大笑い・・・「やったぜぃ!」

しかし、その輝かしい伝統は2年後に姿を消した。。
今は、還暦以上となった3B組卒業生のみが知る「 学 校 伝 説 」となった・・・・・


第 五 作

「 まぬけ」

大都会に近いのだが、、田舎の農村にその男は居た。

仕事は良くするのだが、、
冗談好きで悪ふざけが大好きな奴で、同じ年頃の農村の跡継ぎの男の中では少し異端児と言う印象を持たれていた。

人前でも平気で屁をひり、悪びれたりせず・・ごめんなさいも言わず平然とするような男であった。

或る日、
三時のタバコの時、道端に腰かけ百姓仲間とタバコをふかしていた。。

ちょうど中学生の群れが下校してきた、4人程の女子中学生と2人の男子中学生が楽しそうに話しながら・・
タバコをふかしていた男たちの前を通りすぎた時・・・「プッー」と大きな屁の音が響き渡った。

一人の女子中学生が、笑いながら振り返った・・・・
タバコを吹かしていたその男はビックリした・・物凄く可愛い。笑い顔が気にいった。

一緒にタバコをふかしていた男達もビツクリした。。可愛い子だった。

それからというもの、その男はタバコを吹かしている時に下校する女子中学生が側を通る度に屁をひって喜んでいた。
同じ年頃の百姓仲間は、
何時も屁をひるその男に「ヘコキ」とあだ名を付けて一緒にたばこを吸う事を敬遠していた。

そのヘコキ男は、或る日、、何時ぞやの「物凄く可愛い女子中学生」が帰って来るのを目撃した。
何時もより緊張し、その可愛い子が近づくのを待った。

その可愛い子は正面から見ると、ますます可愛く見える。

ヘコキ男は、緊張し満身の気を込めて・・

ブッゥー・・・・

・・超大な屁音を放った・・・

とっても可愛いその女子中学生の「笑い顔」を期待した・・が・・・・・・
その女子中学生は、顔を伏せて、手で顔を隠し、、小走りに側を通りすぎた。

辺りには、異臭が漂っていた。。

力みすぎて、「実」が出てしまった。

それ以降、、その男のあだ名は「マヌケ」と変わり、人前で屁をひる事は無くなったが、、
年老いるまで「マヌケ」と言われ、嫁も来ず、、頭も禿げあがり間抜けな人生を送った。。


第 四 作

「 感違い 」

日本人の生活には、カタカナ語が欠かせないものになっています。
外来語が氾濫し、
「英語」が飛び交っているように思われますが、、必ずしも英語本来の意味でつかわれていない場合も多く、
又、本来の意味の一部だけが有名になっていたりと・・日本的英語になっている場合があります。

今回はそのお話・・・

((日本を出発し、海外に到着し入国審査を受ける際には、、「入国用カード」を書かなくてはいけません。
日本なら、、
氏名を書いて、次に生年月日、、そして性別を書きそれから国籍やら住所欄へと記入していくのですが、
外国では、、その項目を英語表記しています。。))

比呂子は私立短大を出て地元の優良企業に入社した。

勉強は好きではなかったけれど、、短大位は出ていないと嫁にいけないと親に説得されて進学した。
その甲斐あってか、地元では優良企業の庶務課に採用された。

見た目も大人しく、性格も明るく温和で皆に好かれる雰囲気を持っていたので、庶務課秘書室なる部署に配属になった。
いわば来客者の案内や応対スケジュール管理を行う部門で、男性社員のあこがれの的である。

比呂子は真面目に勤務し、入社翌年目のゴールデンウィークに同じ秘書室の友達四人で海外に行くことになった。
場所は、ニュージランド。。

費用節約の為、旅行の手配も自分たちで行った。
皆初めての海外旅行だ。。

無事到着し、いざ入国審査・・おゃ???

入国カードの記入項目に「Sex」という項目があるではないか?
比呂子は迷った・・外国ではsexの事まで書かなくてはいけないのか?
友達に聞こうか??どうしようか??・・「こんな事もわからないのと、思われはしないだろうか。。」

迷ったが、、もしもの事があったらどうしよう??
比呂子は正直に書いた・・・「Sex」欄の横に「3」と書いた。

この後・・比呂子がどうなったかって??・・・赤くなったそうだ。
(因みに、この様な場合Sexとは性別を意味します・・・・回数を書くのではありません。ハハハ! ^o^)


第 三 作

「 コッケイな奴 」

ヒロシの後を付けて行くと、
大きなデパートの中にある紳士服売り場へ入った。

俺は探偵。
依頼人からの身辺調査が仕事、面識は無くても変装し尾行するのが鉄則。。

何を探しているのか、少し近寄ってみた・・・洗いの綿パンを探しているようだ。

奴が選んだのは、10万円もするブランド品だが、、
尻や脛の部分にキリ身を入れた品・・いわゆる「やぶれ加工」を施した品だった。

次に洗いのキツイ上着も購入した、これも10万を超えていた。

そして会計を済ませると、、そのまま買った服に着替えた。

どこかの金持ちのボンボンが出来上がった。
彼は荷物を一階のコインロッカーに預けると、地下鉄に乗った。

彼女と待ち合わせか?
的中。。
ここからが仕事、、ホテルへ入るのを確認すると出てくるまで張り込み。

それから、約二時間後・・・二人は出てきた。
写真もバッチリ・・・・仕事は目的を達した。

・・・ありゃ。「 こっけい 」
慌てたのか??ズボンの脛が大穴に変化・・パックリと口を開いている。
そして・・沈む夕日に大きく後退した額がピカリと光った。。


第 二 作

「 意 地 悪 」

他人の弱みと、他人が隠しておきたい部分を非として暴く事。
こういうのを「意地悪」と言う。。

良雄は、毎日他の人より30分位早く会社に出勤していた。

上司は、始業の5分程前ぐらいに出勤してくる。

「おはようございます」

「・・・・・・・」返事は無い。

「低血圧か?まぁ、、良い。仕方ないw」

良雄は、朝の返事が無くても、、毎日、声を掛けていた。

しかし、この上司は意地が悪く、、良雄の失敗には声を荒げて怒鳴る。
しかし内弁慶、客先のミスには突っ込み無しの弱いものいじめ。

良雄は、この意地悪に10年耐えた。
しかし、限界が来た・・・彼は、会社をやめる事にした。

「逃げるが、、勝ち」

彼が辞めて、、一年半後・・会社は赤字に転落、意地悪上司は胃潰瘍で入院した。。


初 作

「万引き」

隆二は、走った。逃げた、逃げなければ、、

捕まったら、退学は間違いなし、、

度胸試しの万引きがみっかって、店員に追われている。

大分引き離した、あと一階降りたら出口や、、
外に出さえすれば、もぉ捕まらない。。

階段が無くなった、右に曲がればもぉ外や、人ごみに紛れ込める。。
内心ホットした。

〜が・・・・・

アリャ、間違えた。

此処は、地下や (下り過ぎた)。。


■第一作が万引きになってしまいましたが、、フイクションですので軽く読んでください。
段々と、上手に書きますので、、今回はこのぐらいで、、