■「未知なる道へ」第五話:セディー爺の秘密

※ 第五話挿入ページ「セディー爺の秘密」です。。

【 セディー爺の秘密 】

■セディ爺さんが、なぜノンビリ山に住んでいるのか?それには、訳が有った。

■その頃セディ爺さんの家には、以前天邪鬼達が助けた事のある若者(第一話:第二章に登場)が、
天邪鬼達の 後を追って訊ねて来ていた。

「ワシが、なぜこの山に住んでおるかじゃと。」

それはのぉ、魔者を見張る為じゃ。
魔者は、修羅の山か、暗がり渓谷、又は忍びの山にしか住めん筈じゃ。
間者はどこにでも住むが、魔者はどこにでもは住まんのじゃ。

修羅の山から暗がり渓谷へ行くには、ここ「ノンビリ山」を通らねば行かれん筈じゃ。

忍びの山には、多分行かん筈じゃ。そぉ思ってここに住んでおる。
修羅の山に異変でも起こり、アジトを変える場合は、ここ住んでおれば分かると思ってじゃ。
天邪鬼達が、修羅の山で魔者達のアジトを破壊する様な事になれば、逃げ延びた魔者達は、
ここを通る筈じゃ。


「そぉなれば、危険じゃと。」
「言われんでも、分かっておるわ。」

「何故、、前もって天邪鬼達に、この事を教えなかっただと。」
「前もって言っておれば、」
「天邪鬼達の戦い方に制約が起きる、そうなればあの者達の命が危なくなるでのぉ。」
「なぁーに、この老いぼれの命など惜しいとは思っておらんわ。ハハハ。」

「だがの、若いの。」
「この老いぼれ、ただの老いぼれとは違うぞ。」

「魔者の一人や二人、あの世への道連れにしてくれるわ。ハハハ。」

若者は、「この事をいち早く天邪鬼達に知らせなければ、、、」
そぉ考えていた。
しかし、どぉしたら良いのか分からなかった。「早く、知らせなければ」
気だけが焦っていた。

その若者の名は、「フゥォン」と言った。
男勝りに見えるが、実は女性である。男衣装の冒険者風に見せてはいるが、美人である。

セディ爺さんには、分かっていた。
この女性が、命がけで「天邪鬼」を追っている事を。。。。

セディ爺さんの、脳裏を「浮かぶ島の婆さん」がよぎった。

wujingと天邪鬼の正門