■「未知なる道へ」第五話:セディー爺の決断

※ 第五話挿入ページです。。

「セディ爺さんの決断」

そろそろ、陽が落ちようとしていた。
天邪鬼を追ってきた若者フゥォンは、ここで彼らの帰りを待つ事にした。

「天邪鬼達なら、きつと魔者にも勝つ筈じゃ。」
「安心して、ここに居るがえぇぇ。」
爺さんの言葉に甘えた。

そんな時、突然、
爺さんの表情が、険しくなった。


「若いの、仕度をせい。」
「ココに居ては、危険じゃ。」
「ノンビリ山のふもとに下りて、天邪鬼達の帰りを待て。」
「ココへ、魔者達が来るぞ。」

そぉフゥォンに告げると、爺さんは身支度を始めた。
部屋の押入れから、武器や鎧の服などを出し始めた。

「若いの、魔者達は、この家の裏手の方向から近づいておる。」
「お前は、前の林の中の道を下りろ。」

フゥェンが訊ねた。
「爺様は、どぉするのじゃ。」

爺さんが、喋った。
「ワシの覚悟は、前に話した通りじゃ。」
「出来ることなら、ワシの命が尽きる前に天邪鬼達が帰って来るのを、期待してはおるがのぉ。ハハハ。。」

爺さんは、そぉ喋りながら慣れた手つきで、身支度を整えた。
とても、100歳を超えている爺さんとは思えない「戦士」になった。

そして、
「おぅ、そぉじゃ。これを持って行け。」
「これは、魔者達が近づけば、赤く光って教えてくれようぞ。」
そぉ言って、ジュオにやったと同じ水晶玉をフゥォンに差し出した。
そして、付け加えた。
「ジュオも、同じ物を持っている、水晶玉同士がに近づけば白く光るぞ。」

そして、フゥォンを送り出す時に、こう言った。
「フゥォンよ。もし、ワシが死ぬような事があれば、ワシから聞いた事を天邪鬼に伝えよ。」
「そして、お前もジュオと共に天邪鬼の片腕になってやれ。」
「なぁーに、又会えるじゃろうて、、泣き顔などするな。」
「さぁ、急ぐのじゃ。」
「頼むぞ。」

フゥォンは、暗がりの中を駆け出して行った。頼りは、水晶玉だけ。。。

急げ。。フゥォンよ。天邪鬼の元へ。。。。


wujingと天邪鬼の正門