蘇えった「戦士セディー」戦え爺さん

その頃
魔者の頭は、僕にセディ爺の始末を命じ、

自らは、ノンビリ山の山頂を抜け、
段々と険しさを増す暗がり渓谷の方向へ急いでいた。

ノンビリ山の尾根を抜けようとした時、前方に黒い影が立ちはだかった。

頭は、叫んだ。
「何者か、弱き者よ、道を開けよ。グゥェェェェルル。」
「それとも、死にたいか。。」

黒い影が、月夜の光に写し出された。
蘇えった戦士。セディ爺さんだ。

「魔者よ、驕るな。。先に進みたければ、」
「このワシを倒してから行くが良かろう。」

魔者の頭は、又叫んだ。
「ぬかせ。この老いぼれが、」
「我が僕は、どぉした。」

爺さんが、笑う。。
「ハハハ、あの僕はもぉ封印されておろう。」
「ワシの術でな。」
「ワシの屋敷に罠を仕掛けておいたのじゃ。」
「僕は策に溺れて、わしの罠に嵌ったのじゃ。」
「あの術は、掛けたワシにも解く事は出来ん。」
「解くには、水晶玉が必要じゃ。」
「その水晶玉は、天邪鬼達が持っておるわ。ハハハッハ。」

「こしゃくな。老いぼれが」
魔者の頭が、魔の杖を振りかざしてきた。

しかし、その杖を爺さんは聖剣で払いのけた。そして、
爺さんが、魔者の頭にもう一度話しかけた。
「お主、まだ生きておったか。」
「ワシを見忘れたか。100年前、お主の左腕を切り落としたセディーじゃ。」
「今度は、首を切り落としてくれようぞ。」そぉ言って、
爺さんは、黒い頭巾を取り去った。

魔者の頭が、呻いた。。
「な、、何ぃぃ。」
「あぁぁ、あの時の戦士か。」
「だが、今度はそぅは行かぬぞ。腕は一本になったが、昔とは違うぞ。」
「幾ら、火の攻撃で体は弱っていても、貴様如きに遅れは取らん。」

そぅ言い終わらないうちに、
魔の杖が、弧を描きながら爺さんに向かって飛んできた。
爺さんが、難なく交わすと、又魔者の元へと帰って行った。

又、同じように杖が飛んできた。
今度は、杖を避けるのに剣を使った。又、魔者の元へ剣は帰って行った。

魔者が、
「ハハハッハ。この杖は、お前が死ぬまで、お前に向かっていくぞ。」

爺さんが、
「ハハハツハ。相変わらずの阿呆よのぉ。」
「確か、お前の名は、[リo]とか言っておったのぉ。」
「ワシの命が尽きる頃には、天邪鬼が帰ってこよう。」
「さすれば、お前の命も無いと知れ。ハハハッハ」

「ナニ、、、」
「容赦せんぞ。」
魔者は、着ていたマントを脱いだ。
「夜の闇夜なら、この装束を着ていずとも平気じゃ。」
「あの世に送ってやる。」

物凄い形相に変化すると、魔の杖が闇に光り出した。
魔の杖を片手でしっかり握ると、爺さんに振りかざしていった。

爺さんは、聖剣で払ったが杖の先が鎧に触れた。
鎧に穴が空いた。

続けざまに、魔の杖の突きが送られてくる。
爺さんは、交わすのがやっとだ。

爺さんは、着ていた鎧を素早く脱ぐと、その鎧の衣で魔の杖を掴んだ。
鎧の衣に穴が空き始めた。
しかし、左手で杖を掴んだ瞬間、右手の聖剣で魔者に切りつけた。

魔者は、杖を放棄した。
魔者は、腰から「魔剣」を抜いた。僕に与えた物と同じ物だ。

「鎧無しで、この魔剣をかわせるか。」 「まぁ鎧が、有ったところで同じ事だがな。」
そぉ言いながら、魔者は爺さんに向けてスクリュードライブを放った。

爺さんは、魔剣に気を取られていた。まともに食らった。
吹き飛ばされた。

「たわいも無いわ。死んだか。」
勝ち誇ったように魔者が叫んだ。

が、、、、
爺さんが、動いた。
「うぅぅ。」
「まだ、死ぬわけにはいかぬ。」
「うぅぅぅ。」

「な、、、何。。。」魔者は、驚いた。

「ワシは、まだ聖鎧を下に着けておる。」
爺さんは、そぉ言うなり、魔者の隙を見逃さなかった。
ブラウンジャノーを投げつけた。

魔者の太ももに突き立った。
「グゥェェェェェルルルル。」魔者が呻き声を上げた。
この「ブラウンジャノー」は、相手に突き立てば、先が広がり抜けなくなる。

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