■ 「未知なる道へ」第六話<恐るべし魔王>

※ 第六話:の挿入ページです。。

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恐るべし魔王

天邪鬼は魔王サーの蹴りを、「緑の棒」で難なく払いのけ、
そのままバック転起きした。まだ余裕を持ってサーの攻撃を交している。

サーが、又笑った。
「まだ、おもちゃの棒を使っているのか。」
「そんな物、へし折ってやろうか。」
そう言うとサーは、
拳法の構えを取った。
「来い、小僧。」

天邪鬼は緑の棒で、「槍剣」の構えを取った。そして、
「折れるものなら、折ってみろ。」

天邪鬼がサーの首筋を目がけて、棒の突きを繰り出した。
「連続速射棒術」だ。

魔王サーも必死で交しているかに見えた。が、、、
次の瞬間、棒を左手で握った。そして、
「なんなら、この棒を通して波紋を流してもいいぞ。」

天邪鬼は、波紋を緑の棒へ注ぎ込んだ。

が、、

魔王サーは、平然と笑った。
「貴様の波紋は、二度と通じぬは。」
そして、緑の棒を右手の手刀でへし折った。

「ハハハ。代の力を見くびるで無い。」

半分になった緑の棒は、折れた部分が鋭く尖がった形状になつた。
その尖った方を先にして、
今度は、魔王サーが「護身道の小刀突き」に似た突きを天邪鬼に浴びせてきた。

天邪鬼は、残った半分の緑の棒でその突きを交すのに気を取られた。
その隙に、魔王サーの廻し蹴りが側頭へ来た。
コレも、身をそらせて何とかかわしたが、、
次の前方蹴りを腹に受けた。
後ろへ吹っ飛んだ。

「グッフ。」天邪鬼は、腹の底へ響く痛みを感じた。
しかし、天邪鬼も以前の天邪鬼ではない。
緑の指輪の力で、「闘天使勇者ロッカ」の力を復活させていた。
いや、それ以上の力をも秘めていた。
天邪鬼は、緑の棒の残り部分を後ろの方へ投げた。

「緑の棒に頼った俺が甘かった。」
「来い。魔王。」
天邪鬼も拳法の構えを取った。

魔王サーが、
「もぉ手加減はせんぞ。」
そぉ言った時だ。。。。

「サー陛下。。」
魔者イァの断末魔の叫び声が響いた。
イァがジュオに倒されたのだ。

魔王が、叫んだ。
「イァよ。。待っておれ、代が復活させてやる。」
「ウゥゥ。貴様ら、もぉ容赦せん。」

突然。魔王サーが体当たりして来た。
天邪鬼は吹き飛ばされた。
地面に叩きつけられる前に、反転して体勢を整えようとした時、
サーの膝蹴りを、腹に貰った。
「グッフッッゥゥ」
今度は、地面に叩きつけられた。

空が、薄暗くなった。
コウモリの大群だ。
イァの弟、魔者イゥの率いる魔族の集団が魔王の援護に来襲したのだ。

魔王サーが、
「天邪鬼、死ね。」
そぉ言いながら空中へ舞い上がった。

「ビューッッ」
鈍い音が、魔王サーに向かっていった。

ジュオのパチンカーだ。
魔王サーの顔面を狙った。
「ビッシッッ」
魔王サーも油断していた。まともに当たった。
そのため、一瞬気が、逸れた。
天邪鬼を空中から狙って放った「ハンマーブレード」が外れた。

魔王が、降り立った。
「ジュオ。目障りじゃ。」
「後で、餌にしてくれるわ。少しの間寝ておれ。」
魔王サーが、ジュオに「スーパースクリュードライブ」を放った。

ジュオは、予想していた。パチンカーを撃つと同時にジャンプして、後方へ逃げていた。
更に、「バリアスクリーン」を張っていた。

しかし、魔王サーのそれは、お構い無しにジュオに炸裂した。
ジュオは、地面に叩きつけられた。

静かな街の上空が、更に暗くなった。
魔族の到来だ。

「天邪鬼よ。立ち上がれ。」セディ爺の気のエネルギーテレパシーが天邪鬼に伝わってきた。

天邪鬼が、ゆっくりと起き上がった。
「驕るな。魔王。」
今まで着ていた、旅人を装った上着を脱ぎ捨てた。
セディ爺に貰った濃紺の戦闘服の勇ましい姿になった。
「ウォォッ」
天邪鬼が、気を集中した。

時を同じくして、後方の街の出口付近で、「バリバリバリバッバッバッッ」と轟音が上がった。


街は、大丈夫なのか。。第三章に続く。


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wujingと天邪鬼の正門