■ 続編 「新:天邪鬼」第三話 後編

※ 続編の第三話後編です。。
wujingと天邪鬼の正門

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第三話前篇へ/ 第三章「再びブレッセの町へ」/ 第四章「超神侮るなかれ」/ 第五章「異変」

第三話:「戦え天邪鬼」後編

第三話:第三章「再びブレッセの町へ」

天邪鬼が暫らくして、面会門から立ち去ろうとすると、
警護の者が歩み寄ってきた。

「これは、マゾーよりお預した物です。ロッカ様に渡すように命じられております。」
そう言って、一つの包みを差し出した。

天邪鬼は包みの中を確かめた。
包みを開くと、、「ホワイトブルーの聖闘衣」が出てきた。
それは、天使の上の位「聖使」のみに許されてる闘衣だった。
そして、その闘衣の上着腰の部分には「聖使 天邪鬼」とエイトファー語で印が施されていた。
天邪鬼はマザーによって、「聖使 天邪鬼」と認められたのである。
天邪鬼は聖闘衣に着替え、マザーの住む奥殿に向かって敬礼した。

聖闘衣を着た瞬間、体全体からエネルギーが漲ってくるのを感じた。
今までの何倍もの力が宿った様に感じた。

聖闘衣は、その印の持ち主が着た時に超大なエネルギーを持ち主に与えるのである。
一度与えられたその力は、聖闘衣を脱いでも不変である。
防御力も数倍に高まるが、防御力は聖闘衣を脱げば元に戻る。
そして、聖闘衣は柔らかく、強靭で、尚且つ汚れる事も劣化する事も無い。

緑の指輪も、実はマザーが託した「マザーリング」であった。
魔王から受け継いだイージスの棒は「マザースペシャル」。
そして、先ほどの面会門で授けられた光は「マザーフラッシュ」。
この聖闘衣は「マザーバリアー」。
天邪鬼は合計四個のマザーズを授けられた。

この時、天邪鬼はまだ気づいていなかった。五個目のマザーズが、既に授けられている事を、、、、、
五個目は、「マザーリングフラッシュ」。
指輪と光を同時使用して繰り出すマザーズ奥義なのだ、
マザーは、天邪鬼が自ら闘力を高めて使えるまでに成長する事に賭けたのであった。

天邪鬼は敬礼を終えると、面会門を後にした。
先ほど来た入場門の手前には、およそ140〜150人程の警護の者達が栄誉礼の姿勢で待っていた。
天邪鬼が近づくと、
「聖使 天邪鬼様に敬礼。」号令が発せられた。

天邪鬼は門を出ると、手に持っていた黒のロングコートを上に羽織った。
聖闘衣は上に重ね着しても熱いと言うことも無いのである。
門が見えなくなる場所まで来ると、、
イージスの棒を手に持ち、球体バリアーを作り、気を高めた。
天邪鬼は自分でも驚くほどの物凄いエネルギーが湧き出してくるのがわかった。
イージスの棒を強く握り締め、右にねじった。
球体バリアーが白く輝き、、、消えた。異ゾーンチェンジしたのだ。

その頃、ブレツセの町では、、

土石流の被害から一夜明け、町の人達が協力しての復旧作業と被害者の捜索が並行して進んでいた。
天邪鬼とセディが泊まっていた宿は、運良く被害を免れていた。

セディは、宿に戻って自分達の荷物を整理し、町の人達と一緒に復旧作業を手伝っていた。
天邪鬼から預かった小さい鞄の中も確認し、その使命も分かっていたが、、
町の被害を見捨てて、その使命を急ぐ事が出来なかった。

セディには不思議と、、「天邪鬼がもぉ帰って来ないとか、死んだと言うような思い」は少しも無かった。
あれしきの事で、クタバル様な天邪鬼ではないと確信していた。

その日の正午頃、町へ革命隊と称する一群が、やって来た。
その数ざっと、30人。
革命隊とは名ばかりで、全員が武装している。
「荒くれ」の者達である。
「上札」もいる。

誰かを探している。
セディには、すぐその事は分かった。しかし、今は復旧作業と救助作業中、、
素手で、30人を相手に勝てるほどの自信が無い。
セディは地元の者に成りすます事にして、土砂やガレキの片付けを続けていた。

救援隊が一人の大柄の男を取り囲んだ。
「お前の名前は?何と言う。。」
「どこから来た。」
大柄の男が、答えた。
「俺は、この町の生まれでジョンと言うが。。」

隊長らしき男が、更に質問した。
「平和の盾の町支部を荒らしたのは、お前のボスだろうが、、」
「ボスは始末した。貴様を連行する。」

セディは、確信した、
「俺を探している。」
「ボスとは、天邪鬼さんの事だ。」

「しかし、名前も顔も知らないらしいな。」

救援隊と称する荒くれ達が、大柄のジョンの腕を掴んだ。
ジョンがその腕を振り払った。
「やめろや。俺は関係ない。」
ジョンの後ろ側にいた荒くれが、後からジョンに一撃を食らわした。
それを見ていた、ジョンの周りにいた連中が一斉に怒り出した。
「ジョンに何をすんや。。」

セディも一緒になって叫んだ。
「この革命隊はおかしいぜ。」

上札と思われる男が叫んだ。
「我々は、革命隊だ。逆らう奴は全て連行する。」
「逆らう奴に命の保障はない。」
みんなが静かになった、、、、、、

しかし、、、
セディは黙って見過ごす訳にはいかなかった。
自分の身代わりで、関係の無い者が連行され様としているのだ。
セディは覚悟を決めた。
「おい。革命隊とやら。。お前達が探しているのは、、この俺だ。」
「今、皆は被害者の人たちの救助や捜索活動を真剣にやっているんだ。」
「イチャモンをつけないでくれ。」

上札が、セディを指差して叫んだ。
「この男を、連行しろ。」

瞬間セディは宿へ向かって走った。
逃げるのも早い。走る事には自信を持っている。
宿に土足のまま駆け上がると、天邪鬼から預かった小さな鞄を腰に巻きつけ、
緑の棒を手に取った。
そして、宿の裏手側の階段を駆け下りた。
宿の裏手の出口へ出た時、一人の荒くれが剣を抜いて切りつけてきた。
セディは、それを緑の棒で払いのけた。
キィーン。。鋭い音を立てて、荒くれの持っていた剣が折れた。

セディの方がびっくりした。
緑の棒の威力に、仰天した。
これほどの力が有るとは、、
セデイは、剣が折れて呆気に取られているその荒くれに、続けざまに「面」を取った。
荒くれの頭が陥没した。
セディが、自信を取り戻した。
勝てるかもしれない。
他の荒くれが、セディを見つけた。

「オーイ。こっちに居たぞ。」
そぉ叫びながら、近づいてきた。
セディは、又走った。
「宮本武蔵戦法」だ。
素早く距離を開け、自分は呼吸を整えながら、相手に距離を縮めさせる。
そして、距離が詰まった時に不意に勝負に出る。

セディが振り向いた時に、後には三人居た。振り向きざまに右足で横水平で一人の顎へ蹴り入れた。
「グッキィ」という音と共に首の骨が折れた。
後の二人には、緑の棒を野球のバットの如く振り回した。
二人の荒くれは、それを剣で防ごうとしたが、、
セディの緑の棒はお構い無しに、二人の首をへし折った。

セディは、神頼みのつもりで緑の棒を地面に打ちつけた。
天邪鬼が手紙に書いていた事を思い出したのだ。 (天邪鬼に自分の場所を知らせ、探す合図の方法だ。。)

セディは町の裏手の方へ走った。空き地になっている場所で10人程に囲まれた。
一番弱そうな奴の腕を緑の棒で、ヘシ折った。
そいつが悲鳴を上げた。「ギィェェェ」
他の者が一瞬、悲鳴に気を取られた隙に、、、走った。
4〜5m走つて、振り向きざまに一人の腹にに突きを入れた。
そいつは、悶絶した。
残った奴が、もう一度大声で叫んだ。

「町の裏手の空き地にいたぞぉぉ。」

叫んだ奴の喉元へ棒を叩き込んだ。「グゥェェ」そいつも悶絶した。
後の奴らは、取り囲みの距離をとった。その隙にセディが又走った。
今度は、フピードを上げて走った。
「このままでは、奴らにやられる。どこか、隠れる場所が無いか。」
そんな思いで必死になった。
荒くれ達の数が多すぎる、このままでは息切れしてしまう。
小さい倉庫のような建物を曲がった、すぐ脇の路地へ隠れた。

暫くすると、追っ手が来た。
12〜3人はいる。
そいつらをやり過ごしてから、路地から出た。
そして、反対の方向へ戻ろうとした時、、、、
残りの奴らと出くわした。
「おーい。いたぞ。。」

セディは、荒くれ達に囲まれた。

だが、そこは戦い慣れたセディだ。
間を置かず、自分の方から攻め込んでいった。
荒くれ達は、戦闘服に身を包み色々な武器を携帯している。
しかし、セディの緑の棒はそれらを容赦なくブチ壊す威力がある。
5〜6人は、造作なく倒したが、、、セディの攻撃を交わす奴もいる。
荒くれにも、強い奴も、弱い奴もいるのだ。

セディも必死になつた。
棒術と剣術をミツクスして、緑の棒を操った。
映画に出てくる孫悟空を思わせる様な華麗な攻撃で、更に5〜6人を倒した。
しかし、、
荒くれの人数が更に増えた。別の荒くれ達が応援に来たのだ。
その数、ざっと40人。
もぉ、勝ち目が無い。セディはそぉ思った。

セディが開き直った。
「貴様ら、遊びは終わりじゃ。。」
「次は、我がボスが相手をしようぞ。。」
そぉ言って、地面を緑の棒で強く二度、三度叩いた。
そして、意を決した。
「これで、終わりか。。。」

その時だ。。。。。
前方に、幻が見えた。
「セディ。。地面に伏せろ。」
はっきりと、そぉ聞こえた。
セディはとっさに身を伏せた。

セディは暫くの間、何が起きたか分からなかった。
頭が錯乱していた。
ここは、どこだ。
俺は、死んだのか。。。

目の前には、天邪鬼が手を差し伸べているのが見える。
「もぉ大丈夫だ。さぁ起きろ。」そぉ言って、天邪鬼がセディの手を引っ張り上げた。

大勢の荒くれ達は、一瞬にして倒されていた。
天邪鬼が、超電撃を放ったのである。
セディは、顔をクシャクシャにしながら天邪鬼に抱きついた。

天邪鬼がセディに話した。
「まず、この町に来たこいつらの仲間を片付ける。」
「そして、次はこの町の悪の大掃除だ。。急げ。。」

セディが町の大通りに残っている、革命隊の上札や荒くれを誘い出し、
町の裏手に連れ込んだ。
後は、天邪鬼が瞬殺した。

ここまでで、第三話:第三章の完了です。

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第三話:第四章「超神侮るなかれ」

以前出現した「魔者や魔獣」も、そうであったが、、、、
超神の部下達も、死ぬと「土」に戻るのが早い。
人間の場合は、死んでも土に返るまでには数ヶ月は掛かるし、
骨などは、数十年は掛かる場合が多い。
場合によれば、百数十年経っても骨は残る場合も珍しくない。。。

しかし、超神の部下達「怪獣人化した者」は、土に戻るのが極めて早い。。
倒されてから、十分程で消えてしまう。
そして、怪獣化の進んだ強い奴ほど、その傾向は強い。

それ故町の人達で、天邪鬼が40人もの荒くれ達を瞬殺した事を知る者はいなかった。
しかし、超神には自分の部下が始末された事は分かった筈である。

第二陣の手下どもを、再びこのブレッセに差し向けて来る事は予測出来る。
しかし、
天邪鬼は、大々的に戦いを挑む事が出来なかった。
ジャントリアにしても、このブレツセにしても、、今は、表面上は平和が保たれている。
もし天邪鬼が大々的に戦いを仕掛け、超神の部下達全てが動き出せば、、
開拓島のあちらこちらで犠牲者が大量に出る事になる。
それを食い止めるには、
ジュオの率いる特別部隊や、コクの率いる本体の到着を待つ必要があった。

天邪鬼は、
先週セディを馬車停に迎えに行った時、
二通の手紙を一人の馬車使いに託していた。
その者は、未来港へ天邪鬼を迎えに来た馬車使いであった。
ジュオが紹介した信用のできる人間で、
天邪鬼の指示で、このブレッセに連絡係りとして来ていたのである。
その手紙は、定期船ナショナル号の船長宛で、差出人は「平和の盾本部 最高顧問ジュオ」となっていた。

内容は、こうだった。

「船長殿

 先に御願いしたとおり、この手紙を受け取られたら、帰り航路の際
開拓島の西海上に有る無人島「西明け島」を迂回され、
最も近距離になった時、、汽笛を三度鳴らされたし。」

第一話で話したように、
開拓島へは月に二度、定期船が出ている。
大陸と開拓島との航海に要す日数は、片道おおよそ17〜22日間である。
二隻の大型船が運航している。
天邪鬼達が乗ってきた船は、既に大陸に向け出港したが、、まもなく次の船ナショナル号が入港してくる頃だ、、
その船長宛に手紙を出していたのである。

その汽笛の合図で、ジュオの率いる平和の盾の特別部隊が開拓島の西岸に上陸する手はずになっていた。

その馬車使いには、、
手紙を船長に渡した後、再度ここへ引き返し天邪鬼にその旨を伝える様に指示していた。
そして、出来れば「シャン」をも連れて来る様に依頼していた。

天邪鬼は、
「アヘン精製工場」の探索さえしなければ、当分の間は超神が部下の総動員令は出さないだろうと、考えていた。
天邪鬼には、このブレツセの町に入る前から「アヘン」がこの町に有る事は分かっていたが、
その捜索をしなかった理由はそこにあった。

天邪鬼とセディには泊まって、隠れる場所が必要だった。
もぉ、あの宿へは泊まれない。どこかないか。。。
別な宿を探すか。。。。。それとも、あの宿へ事情を説明して隠れるか。

セディが、提案した。。
「先程、俺と勘違いされたジョンに事情を話し、泊めてもらいましょう。。」
「あいつは、信用出来ると思います。」
「目が澄んでいましたから、、きっと力を貸してくれる筈です。」
天邪鬼も同意した。
「セディ。頼むぞ。」

セディは着ていた服を脱ぎ、別な服に着替えて町へ出て行った。
町の者達は、土石流被害の復旧作業に気を取られ、、
先ほどのセディと荒くれ者達の一件に、気づいていない人が大半だった。
セディは、目立たぬ様に「ジョン」を探した。
直ぐに見つかった。
後頭に、包帯を巻いていた。
傷は、たいした事はないようだった。
ほかの者が少なくなった時を見て、近づいた。

ジョンはセディを見ると、驚いた様子を見せたが、、
直ぐ、自分の方から話し掛けてきた。
「無事だったか。。」
「よかったよ。どうなったか心配していたよ。」
「あんたのお陰で、俺は助かったよ。」
セディはジョンに、てみじかに事情を説明し、、町の裏手に連れ出した。

天邪鬼を見るとジョンは、
「二人とも、俺の家に来ればいいぜ。」
「詳しい話は、それからだ。。」
そぉ言って、町の東側へ道案内をしてくれた。
暫く行くと、4〜5軒家が並んでいる場所に来た。
幸い、ここは土石流の被害に遭っていない。

二人は、部屋に通された。
家には、ジョンのほかに年老いた両親が居た。
町の付き合いは、その両親に代わり全てジョンがやっていると聞かされた。
両親も、人の良さそうな夫婦であった。
天邪鬼とセディに対し、
「遠慮ナシに泊まってくだされ。久しぶりのお客様で、ワシ等年寄りも嬉しいですから。」
そぉ言って迎えてくれた。

余り大きな家ではないが、二人が泊まって隠れるには十分の家であった。
遅い昼食を五人で頂いてから、
ジョンに、これまでのいきさつを話した。
ジョンの両親には、余り心配をかけてもいけないので、、
「史跡調査に来たが、革命隊と名乗る者達に襲われた。」
「史跡調査の本体の者が到着するまで、滞在させてほしい。」と、、話して貰った。

ジョンの両親も、、「最近どぉうも町の雰囲気が変わってきて、心配していた。」
「あんた達の調査本隊の人達が到着するまで、遠慮はいらねぇよ。。」
そぉ言ってくれた。
天邪鬼は精一杯感謝の気持ちを表した。

天邪鬼は以前から、、年寄りの受けはよかった。
特に、婆さんには好かれるようであった。。

ジョンは、話を一通り聞くと、、
「分かった。俺にも、何か出来る事はないか。。」
「何でも、言ってくれ。」
「出来る事は、、手伝わせてくれ。」
「俺も、この町が以前のような町に戻る事を望んでいるし、、、」
「今日のような奴らは、掃除しなけりゃいけないと俺も思うよ。」
「それに、体だけは頑丈だしな。。。ハハハ。」
ジョンも快諾してくれた。

その日の深夜、、
ブレツセの町に異変が起きた。。
町へ溢れていた、土石流の土砂が、、、、
朝までに殆どなくなってしまったのだ。
壊れた建物は、壊れたままだが、、土砂は殆どが、姿を消していた。
行方不明の者は、町の至る所で、土砂の積もっていた場所の跡で遺体で発見された。
土砂だけが、姿を消した。

天邪鬼はこの一件で、、改めて超神の恐ろしさを認識したのだった。。。

ここ迄で、第三話:第四章が完了です。恐ろしき超神、次は何が起きるのか???

ページの始めに戻ります。

第三話:第五章「異変」

翌日、
町は、異変の事で大騒ぎになった。

超神が、己の存在をはっきりと人間に示したのである。
我が部下達を始末した、天邪鬼に対しての警告でもあった。
しかし、部下を始末した者が天邪鬼であると言う認識は未だしていなかった。

町の人々は、驚きおののいた。
行方不明者の発見が早く出来た事に、戸惑いも見せていた。
しかし、人間の習性として、目に見えない物は信じない。
あえて、「役所の者達が、徹夜作業をした。」そう言う風に無理やり思い込もうとしていた。
目に見えない力が動いた事を、受け入れる事が出来ないのである。
その事が、「神」が力を与えてくださった。。。と言う思いに無理に変えていた。
それが、「悪そのものの超神」に、「神」の字が使われる由縁でもあった。

天邪鬼には、分かった。
超神が、己の力を誇示し、
人々に恐怖心を与え、部下を始末した者への警告を発したのである。

そして、
部下を始末した者が誰なのかを探しているのである。
先の大雨の時、「地中深く封印した者(天邪鬼)」が、
既に地上で生活している事に気が付いていない事が、うかがい知れた。

更にその翌日、ブレッセの町に「平和の盾」と名乗る集団が入ってきた。
一昨日の「革命隊」と名乗った連中とは様子が異なっていた。
少しばかり上品に振舞ってはいるが、、
魔者級の「木枯らし」の人数が、、、実に35人を超えていた。
更に、実務遂行の「上札」5人、「中札」10人、「下札」20人、、
そして、その警護に「荒くれ」が30人の総勢約100人の編成であった。
その集団は平和の盾ブレッセの町支部の建物を修復を始めた。
しかし、それは「元締めベルーザ」の率いる「偽の平和の盾」の集団であった。

万一、超神に対抗する者(天邪鬼)に遭遇したときの為に、
魔者級の「木枯らし」を数多く集めたのであった。
いかに天邪鬼と言えど、「木枯らし」の35人を相手に瞬殺は困難であった。
正面から戦えば、一般住民に数多くの被害者を出す事が予測できた。

ベルーザは、
ブレッセ振興の名の下に、人集めを始めた。
それは、
先日の革命隊を始末した者を探すと共に、五画場へ送り込む為の労働力確保の為だった。

先日の大雨を降らせた為に、自らの「ケシや大麻栽培畑」も被害をこうむったのである。
「アヘンやマリファナ」は人間にとっては麻薬となり、人格を破壊し操る事に利用しているが、
超神の配下に変革変身した者にとっては、重要な栄養素ともなっているのであった。 ケシ坊主を潰して取り出す「メコニウム」は主食材料となっていた。

一部はアヘンに精製し、大半は「アルナンアヘン」に加工生成し摂取していた。。
(アルナンアヘンとは、アヘンとたんぱく質を合成した物である。)

土砂などの大量物は、超神の恐ろしいほどのエネルギーで処理が出来ても、、
苗や、田畑の手入れは「人」の手に頼らなければ出来ないのであった。
その為に、「人」が必要なのである。
一昨日、「町に溢れていた土砂」が綺麗に片付けられたのも、
実は大麻畑の土砂片付けが目的であった。
そして、五画場までの道の確保の為、町の土砂も片付けたのである。
革命隊を始末した者(天邪鬼)に、警告を発し探し出す事は次に置かれていた。
それだけ大麻畑の被害が大きかったのである。

「偽の平和の盾」を率いるベルーザは、
平和の盾町支部の建物の修復を町の住民にも命じた。
更に五画場がある、町の西方の農村地帯の復旧応援と称して男達の召集を始めた。
召集の張り紙が町の掲示板等に張り出され告示された。

内容は
「農村地帯及び山岳地帯の復旧作業員を招集する。
志願すれば2000G支給する、受付は明日正午まで。
召集人員は50名。
但し、人数不足の場合は命令召集する。期限は、一ヶ月。」
と、なっていた。

しかし、召集した者を帰郷させる気持ち等、、ベルーザには無かった。
文面上書いているだけであった。

ベルーザは、町の当番から、町の住人の情報を仕入れ、
年齢、体格などにより作業員の選出も進めていた。
ジョンの名も選出作業員の中に入っていた。

張り紙告示された日の午後、ジョンの家にベルーザの手下が来た。
「復旧作業員として召集する。」
「明日正午、平和の盾の町支部に来い。」との命令だった。
人手が不足と見たベルーザが、先に召集者の人選を進めているのである。

ジュオの率いる特別部隊が到着するまでは、天邪鬼もうかつな事は出来なかった。
かといって、このままジョンを行かせる訳にはいかなかった。
天邪鬼は、一計を案じた。
身代わりになって、天邪鬼が復旧作業員として敵の中に出向くのである。
幸いに、ジョンと天邪鬼は体格もほぼ同じだつた。
服を変えて、帽子をかぶれば、「チョッと見」は分からないくらいになる。

天邪鬼は、思った。
「敵の正体を知るには、絶好のチャンスかもしれない。」
「今、敵と戦えば、、島全土で超神の部下が動くかもしれない。」
天邪鬼が、セディとジョンに言った。
「俺がジョンとして、出向く。」
「あくまでも、ジョンとしてだ。」
「だから、俺が戻ってくるまでは、、この家に二人とも隠れていてくれ。」
「敵の実態を掴んできてやる。。」

セディが、言った。
「ボス。一人で大丈夫ですか?」
天邪鬼が笑った。
「ハハハ。一人なら、好きに逃げられるから心配はいらない。」
「それよりお前達こそ、木枯らしには気をつけろ。」
「奴らは、手ごわいぞ。」

天邪鬼は、意を決した。

ここ迄で、第三話の完了です。
遂に、天邪鬼が敵陣深く入り込むぞ。。五画場の秘密を暴けるか。。
招集された50人を救う事が出来るのか。。戦え、天邪鬼。。。

第四話は、近日公開予定。ご期待下さい。。。ページの始めに戻ります。


wujingと天邪鬼の正門